エレコム ハイレゾDAC EHP-AHR192 をLinuxで活用

USB-DACをLinuxで使う、嘘つきパーフェクトマニュアル

挿すだけで使えるのだからパーフェクトも何もあったもんじゃないです。とはいえ、だめなのはありました。これで自分では4つ目のUSB-DACです。うまく行かないケースも少なくないようなので記事にしました。入門用としてはとてもいいのではないかと思います。
老婆心ながら、うまくいかないUSB-DACに時間を取られても無駄です。どんなに良いDACが搭載されていても、USB回りでこけてしまうものは使わないほうがよいです。

ELECOM CO., LTD. EHP-AHR192

今回導入してみたのは、エレコム http://www.elecom.co.jp/ さんのです。ハイレゾDACをDesktopLinuxで使います。もちろんノートPCでもいいでしょう。メーカーの想定、対象はあくまでスマホですので、ご注意ください。android版とiPhone版があります。
組み合わせによっては、微細なホワイトノイズっぽいものがのるかもしれません。当方では問題ないです。


1.本体 1000円台で入手できるときもあります。投稿時点、今はこんなに安くないですね。同じ形のバッファローでも中身は同じかと思います(たぶん)。運良く安いタイミングで買えました。エレコム直営店でもたまに安価に売っていました。というのは過去の話です。
2.USB変換アダプター 150-400円ぐらい(単なる変換です)が必要。
3.基本スマホ用でandroidならそのまま使います。
4.予算に余裕があれば、ハイレゾ対応ヘッドフォン/イヤホンをゲット
5.(4万キロヘルツなんて聴こえへんのやからどうでもええやんとも思う)
6.どうやら相性問題が大量発生しているのかもしれません。それが安価な理由。
7.ちゃんと動けば音質は良い(悪くない)です。

欠点は、ボリュームがおおざっぱ。やっぱり持ち歩くにはうざったい。家PC用がいいのではないか、と思います。 ただしバッテリ消費が激しいのでPC用途が美味しいかもです。バッテリーのヘタっているスマホの人は出先では悲劇になりかねない心配があるので使わないほうがいいかもしれません。部品も全部Amazonで揃いました。

※試しにamazon fire 7(ほぼ新同) でも使えるので、miniDLNAをブラウズして再生テストをしていいたところ、4時間ぐらいつなだままで、ときたま再生、10曲ぐらいでバッテリー12%。
要因はいろいろありそうですがバッテリ食いであることはたしかそう。また、amazonらしくいつもギリギリの低スペックを狙うfireですが、96k/24bitまでは再生できます。
が、192k/24bitは再生できませんでした(fire純正プレイヤーです。3rdパーティでは再生できます)。
もちろん個人の意見ですが、amazonの端末にコスパ最高、礼賛は間違っていないレビューですが、そもそも遅すぎるのだから安くて当たり前。みごとな商品づくりとは思いますけれど。

amazon fire HD 10(前言に関わらずちょっと気にいってます)でもそのまま使えますね。

メモ::Class2.0 対応の恩恵です。

Class2.0 対応の恩恵です。そこだけみるとMAC OSでも、Windows10の2017年春以降のCreatersUpdateがあたっていれば動くはずと推定できます。Apple用が別売りされてます。

追記::ふつうにWindows10で動作しました。パーフェクト。
事前の学習(趣味なのでこの節飛ばしていいです) 

新規にターミナル(端末)を開きます。CTRL+ALT+T

サウンドデバイス認識(実際はintel でなくAMDチップ)

もともと
cat /proc/asound/modules ↲
では、snd_hda_intel

認識とハイレゾ設定::サウンドデバイスまったくない状態


●サウンドデバイスまったくない状態でHDMI disable手順を踏んでリブートし、かつUSB DACを電源onすると

cat /proc/asound/modules ↲

1 snd_usb_audio

という具合に、USB DACが自動認識されます。他のデバイスはありません


(ダミー出力状態から、サウンドデバイスが認識される、と)。


●サンプルレート、ビット深度の設定 pulseaudio


Linux Hi-Res Audio USB-DACなどの設定」で設定しておいてください。


この設定はいつでもできますから、事前にしておく必要はありません。

デスクトップのUSBに挿します。使います。


micro-USBとふつうのUSB変換アダプタ経由でPCのUSB端子に、USB-DACを挿し込む。150円-300円ぐらいのアダプターを調達してください。
cat /proc/asound/modules ↲
 0 snd_hda_intel
 1 snd_usb_audio

勝ち!! これで音がでるはずです。認識されていない場合は、USBポートを変える、リブートするなどをお試しください。

ubuntu/Mintで認識されて音が出ている状態/Linux Mint18.2 Cinnamon

cat /proc/asound/cards ↲
 0 [Generic        ]: HDA-Intel - HD-Audio Generic
                      HD-Audio Generic at 0xfeb00000 irq 16
 1 [series         ]: USB-Audio - EHP-AHR192 series
                      ELECOM CO., LTD. EHP-AHR192
series at usb-0000:05:00.0-1.3, high speed

https://poor-user.blogspot.jp/search?q=sinks

192k/24bit ハイレゾを再生する。 ビットレートが確認できる。Pulseの場合です。期待どおりの出力です。

pactl list short sinks ↲
0    alsa_output.pci-0000_00_14.2.analog-surround-51    module-alsa-card.c    s32le 6ch 192000Hz    SUSPENDED
1    alsa_output.usb-ELECOM_CO.__LTD._EHP-AHR192_series-01.analog-stereo    module-alsa-card.c    s24le 2ch 192000Hz    RUNNING

ここで音が割れていないか、ノイズがはいらないかなどをおおざっぱに確認します。
そこまでいっておおむねパーフェクト(これから本格セッテイング開始::Pulseを使わないJACKなどを試行していきます)。

JACK関連オススメコンテンツ

Namida Zone :: 神々は細部に宿る――涙とともに、夜な夜なパンをかじった。

Grub2をめぐるあれこれ。テーマ、背景、フォント。それが Cute Grub 計画

No Copyright Girl / ノーコピーライトガール Grubと戯れるという意味のない日常:: Cute Grub 計画 コンピューターの電源オン後、 OS オペレーティングシステムを起動するためのブートローダーが先ず動きだす――ほぼすべてのLinux...